2014年8月7日木曜日

2.SeleniumIDE

2.SeleniumIDE
2.1.  インストール

 最新版は、http://docs.seleniumhq.org/download/Selenium IDEからインストールする。
 日本語版は、更新されていないようである。


2.2.  実行結果(ログ)のファイル出力

実行結果をファイルに出力する場合、Pluginを利用する。

File Logging(Selenium IDE)がよく利用されているようである。

SeleniumIDEの下側のタブ付きウィンドウで[ログ]タブにすると、右側に[File Logging(情報)]を表示している。
この[File Logging(情報)]または[オプション]ウィンドウの[FileLogging]にて、出力レベルと出力先、タイムスタンプ、文字コードを設定できる。


2.3.  拡張スクリプト

メニュー[オプション] 一般タブのSelenium Core拡張スクリプト(user-extensions.js)のパスに拡張スクリプトパスを入力する。複数指定は、「」(カンマ+半角スペース)で区切る。

テストケース/テストスイーツをエクスポートすると拡張スクリプトはコメントアウトされるが、SeleniumAPIでのプログラミング時に参考となるので、必要であれば使用すると便利である。

①  C:\Users\orange\selenium_tools\sideflow-master\sideflow.js

①  ループ処理等を行う為の拡張スクリプトである。
Selenium IDE Flow Control - Goto and While Loops を使用。
この拡張スクリプトは、FireFoxのアドオン対応となったので、FireFoxでhttps://addons.mozilla.org/ja/firefox/addon/flow-control/アドオンを追加してください。
使用方法はアイフラッグラボ様提供の 
SeleniumIDEのループ処理 http://iflaglabs.jp/original10.html が参考になります。

②  C:\Users\orange\selenium_tools\user-extensions.js
拡張スクリプトは、 user-extensions.js に記述する。今回はRollup コマンドの定義スクリプトを作成した。

複数の拡張スクリプトを指定するとき、user-extensions.jsの名前があること。


2.4.  使用方法

主な使用方法はSelenium公式ページを参照して下さい。ここでは補足として説明する。

2.4.1.  起動

1).   FireFoxブラウザのメニューバーからSeleniumIDEを起動する。

2).   テストスイート・テストケース無しで起動した場合、「Untitled」となる。

3).   SeleniumIDEの初期設定では、自動的に「テストの記録」を始める。

●  「テストの記録」は、対象ページに対して行う操作のSeleniumコマンドをSeleniumIDEウィンドウに出力する。ただし、対象ページから操作を解析できない場合は、出力できない場合もある。出力できない場合は、手動でSeleniumコマンドを入力する。詳しくは、後述。

●  「テストの記録」の設定は、Selenium IDE メニューから[オプション]-[設定]を選択すると[オプション]ウィンドウを出力する。[一般]タブ内の「Start recording immediately on open」のチェックボックスで自動記録の有無を設定できる。

2.4.2.  [アクション]メニュー

1).   テストの記録、テスト全体の実行、現在のテストケースを実行等、テストする際の操作を行う。このメニューの各項目にはアイコンメニューがある。アイフラッグラボ提供を参考。

2).   テストケース(スイート)のテストの様子を目で追いたい場合などは、テストスピードの調整を行う。テストスピードの調整は、メニュー→アクション→最速・高速化・遅い・速いで調整可能。また、アイコンメニューのスピード調節つまみで調整できる。

2.4.3.  [オプション]メニュー:[一般]タブ

1).   「アクティブに開発者向けツール」
チェックを入れるとSelenium Core拡張スクリプトのリロードをSelenium IDE起動中に行う事ができる。
2).   「記録時のデフォルトのタイムアウト」
Seleniumコマンドを実行した際のタイムアウト時間(msec)

2.4.4.  右クリックメニュー

対象ページの要素上にマウスを合わせて、右クリックを行うと、コンテキストメニューを出力する。コンテキストメニューには、要素に対して利用可能な主なコマンドを表示している。
コマンドを選択するとSelenium IDEウィンドウに出力する。ただし、要素がコンテキストメニューを持つ場合は、この操作はできない。


2.5.  下側ウィンドウ

●  [ログ]タブ : 実行時のログを出力する。出力内容は、右側に表示しているメニュー[情報]から選択する。
●  [リファレンス]タブ : コマンドのリファレンス。
●  UI-Element]タブ :  [ヘルプメニューの [UI-Element Documentation] を参照。
●  Rollup]タブ : RollupコマンドのI/FRollupコマンドはコマンドをまとめて実行する。

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